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昨年度の研修受講者から寄せられた声のなかに、部下との接し方、育成方法に悩みを抱えている上司の声が多く見受けられました。ここで一部を紹介させていただきます。
Q:評価面談などで若手が持論を語って、自分に都合のいい解釈をして困っている。
A:まずは、その部下の持論(言いたいこと)をじっくり聴いてあげること。次にメモを通じて収集した事実情報と職能資格基準(会社が求めていること)を使用して話をしてあげてください。
Q:ここ数年の人材の傾向で客先、関係部署、前後工程などの方々とコミュニケーションをとりながら業務を進められない人が目立ちます。
A:コミュニケーション能力低下への対応は、どこの会社でも出てくる悩みです。具体的な対応としては、コミュニケーション能力のある年長者と組ませて業務にあたらせることや、行動を一つ一つ振り返りながらPDCAを回していくことをお勧めしています。
Q:近年、ハラスメントが多く取り上げられており、部下との接し方(言葉遣い、態度)が難しい。
A:何かを言うと「ハラスメント」との指摘を受け、難しい状況になっていると思います。ハラスメントとは何か、指導するということとの違いは何かを明確にして、これを上司部下で共有化する必要があります。
Q:若⼿に意欲を持たせる育成をさせたいが、出世に興味がなく現状維持になってしまっている。
A:出世などの昇格に興味を示さないケースは、よく見られます。この場合何が『やる気スイッチ』なのかを探す必要があります。モチベーションポイント(やる気スイッチ)は人によって違います。直接この部下と話し合って何がモチベーションポイントかを探してください。
Q:沢山の仕事を一度に与えてしまうと仕事の質が低下し納期遅れが発生。その為、上司が仕事に優先順位を付けて順番に与えていくことをしないと仕事を進められない人が増えており、管理者のフォロー工数が増加。複数の仕事を同時に抱えることができる人材の育成方法について頭を抱えています。
A:緊急度と重要度を考えて仕事の優先順位を決めることは基本的なことであり、上司がその判断プロセスを具体的な事例で教えることは重要ですが、できましたら共通教育として工場単位や全社の新人教育でやることをお勧めします。